当社は 10 年以上にわたり、急速に成長を続けるベトナムの陶磁器業界と強固なパートナーシップを築き、日常的に使用する磁器や衛生陶器の生産効率を一新する最先端の ルシック ローラーを提供してきました。ベトナムは東南アジア第 2 位の陶磁器輸出国 (2023 年ベトナム陶磁器協会データによる) であり、ベトナムの製造業者は、緊急の持続可能性目標に対処しながら世界市場で競争力を維持するために、当社の RSIC ローラーにますます依存するようになっています。

‌現代のローラー窯のための優れたエンジニアリング
1,300～1,450°Cで稼働する高温ローラー窯に導入された当社のRSICローラーは、ベトナムのセラミック生産ラインのバックボーンとなっています。従来のアルミナや反応結合SiCローラーとは異なり、特許取得済みの再結晶化プロセスにより、相互接続された細孔（気孔率<15%）を持つ100%シリコンカーバイドマトリックスが生成され、次の効果が得られます。

1. ‌比類のない耐熱衝撃性‌

   : 500回以上の急速冷却サイクル（1,400°C→室温）にもマイクロクラックなしで耐えます。

2. ‌長寿命‌

   : 連続窯運転における平均18～24か月の運転耐久性。従来の代替品の3倍の長さです。

3. エネルギー効率

   : 優れた熱伝導率（1,000℃で16～18 W/m·K）により窯ガス消費量を22%削減

弊社の RSIC ローラーの熱膨張係数はほぼゼロ (20～1,400°C で 4.5×10⁻⁶/K) なので、過酷な条件下でも寸法安定性が確保されます、と弊社の主任セラミックス エンジニアであるソン氏は説明します。この精度は、製品の反り欠陥の減少と窯の積載密度の向上に直接つながります。

同社はまた、ベトナムのセラミックス研究開発研究所と協力し、RSIC技術を次世代の二ケイ酸リチウムガラスセラミックの生産に応用する政府資金によるプロジェクトに取り組んでおり、2028年までに3億8000万ドルの市場機会が見込まれている。

‌市場の状況と競争優位性‌
世界中のセラミック製造業者が脱炭素化と精度向上を同時に迫られている中（特にEUの炭素国境調整メカニズムの下で）、RSICローラーは稀有な二重の利点を提供します。独立したライフサイクル分析により、5年間でRSICを搭載した窯は次の成果を達成していることが確認されています。当社のRSICソリューションは、収益性と持続可能性を確保しながらこの成長を維持するために必要な技術的レバレッジを提供します。

当社の ルシック ローラーは、安定した性能と高いコスト パフォーマンスにより、お客様に好評をいただいています。これまで、お客様は当社の ルシック ローラーを使用して、生産効率と生産能力を向上させるだけでなく、エネルギーを節約し、コストを削減してきました。そのため、将来的には RSIC ローラー製品に関してより長期的かつ安定した協力関係を築くことは間違いありません。